企画脳に向けて「ビジネスを考えるためのツール」4回連載 (2)

第2回 SWOT、クロスSWOT分析と生成AI(GPT)

ポイント:経営のフレームワークは知的財産の方向を考える上で役立つ

 SWOT分析は、経営を内部要因として「強み(Strengths)」「弱み(Weaknesses)」、外部要因として「機会(Opportunities)」「脅威(Threats)」の4つの軸から評価する有名な手法です。各軸で代表的なキーワードを3~5を抽出します。そして各軸を交差させた4象限でとるべき戦略を検討していくのがクロスSWOT分析です。

クロスSWOTの「問いかけ」はアイデア出しが活発になるための重要なポイントです。

  • 重点戦略案:貴社の【強み】で【機会】を活かすにはどんなことをすべきでしょうか?
  • 転換戦略案:貴社の【強み】で【脅威】を機会に転換するにはどんなことをすべきでしょうか?
  • 改善戦略案:貴社の【弱み】を改善して【機会】に活かすにはどんなことをすべきでしょうか?
  • 改革戦略/撤退戦略案:【脅威】を機会に貴社の【弱み】を強みに裏返すことができるでしょうか又は、撤退もありうるでしょうか? 

 この分析を知財部門が行うことを想定してください。将来の知的財産を考える上で、関係部門とのワークショップで貴社の「強み」「弱み」「機会」「脅威」を認識し、クロスSWOTで簡易戦略検討から始めてみるのもよいかと思います。

 やり方が分からない場合は、生成AI(GPT)を活用することをお勧めします。GPTはこの連載でご紹介するツールや手法を学習しています。ターゲット分野のデータを上手に入れてやれば、貴社の新たな作戦を提示してくれるかもしれません。ただし、任せ過ぎにはご注意を。

 ニーズエクスプローラ社はGPTの知財業務応用を研究しています。

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