月: 2020年6月

スーパーコンピューターで富岳が世界一位になりましたが、隠れた良いニュースがありました。

計算速度だけでなく、

・産業利用でよく用いる計算手法の性能、

・人工知能の分野で使う計算の性能

・ビッグデータ解析の指標となる解析性能

についても世界一位となり、四冠だそうです。

出展:日本経済新聞 日本のスパコン「富岳」、8年半ぶり世界一奪還

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60655390S0A620C2MM8000/

 勿論これは良いニュースですが、この記事に隠れてあまり目立っていませんが、AI国内ベンチャーの雄、プリファードネットワークスが省エネ性能を競う「GREEN500」で一位になりました。

出展:日本経済新聞 プリファードのスパコン、エネ効率部門で初の首位

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60666570T20C20A6EAF000/

 私はこちらにも大きく注目しています。スパコンを動作させるのに必要な電力を賄うのに新たに発電所が必要になる様では、皆さんが気軽に利用できませんよね。スパコンの普及に大いに役立つとこちらも期待しています。

天才プログラマーが2週間で構築 テレワークシステムが好評

 テレワークについて調査していたら、大変面白い記事と人を見つけたのでご紹介します。

 会社と家とのセキュリティーの問題、またその導入コストの問題があるので、会社にいかなければならないという会社・社員に朗報です。NTT 東日本 様が無償で利用できるテレワークシステムを提供してくれました。

 とにかく型破りなのが、

 このシステムは4月にヘッドハントされたエンジニア登大遊(のぼりだいゆう)さん(35)がわずか2週間で開発した。

 登さんを迎え入れるのに合わせて「特殊局」という2名の部署を新設し、自由に仕事ができる環境を整えた、という点です。

 従来型の会社で、革新的な事を起こそうとした場合には、従来型のAとは別の出先の会社Bの様な自由な会社や組織を作り、A社の管理や影響を受けない形にすべきなのですね。

 日本の会社の将来の形として、すごく参考になりました。

出典:産経新聞「天才プログラマーが2週間で構築 テレワークシステムが好評」

https://www.sankei.com/economy/news/200613/ecn2006130011-n1.html

出典:NTT 東日本 – IPA 「シン・テレワークシステム」 – 2020/05/14 大規模アップデートと成果の中間報告

https://telework.cyber.ipa.go.jp/news/20200514/

出典:登 大遊 (Daiyuu Nobori) の個人日記

失敗を恐れない環境、ユーザエクスペリエンスの重視と攻めの知財活動への転換

特許庁は知財要員のあり方を見直す戦略として、メルカリ 小泉社長様の意見を紹介しています。

その中で、キーワードを見ると、失敗を恐れない環境から、「Go Bold」(大胆)なアイデア・技術・顧客体験が生まれる、事業の戦略の特長としてアウトプット・撤退のスピードが速い、などが挙げられておりチャレンジ精神やスピード感が見受けられます。

 また、ユーザエクスペリエンスも重視されており、個人のネット売買時の商品の出品作業の負担を軽減する方法(特願2018-136746)や、画像からユーザ所望の物体を特定しつつ、その物体を用いて画像検索を行う…(特願2019-160506)など、これまであまり気づかなかった点、まさにユーザエクスペリエンスに着目し権利化されています。

 コロナ感染症拡大の影響もあり、ビジネスの流れは大きく変わる事が予測されますが、従来型からの変革が必要とお考えの方は、一度メルカリ様の特許を読んでみるのも面白いかもしれませんね。

 

出典 https://www.jpo.go.jp/support/example/document/keiei_senryaku_2019/keiei_chizaisenryaku.pdf

Society5.0時代に求められる人材と企業の有り方(経団連編)

経団連様のSociety5.0関連の資料からの引用です。

採用と大学教育の未来に関する産学協議会中間とりまとめと共同提言で、Society5.0時代に求められる人材という資料がありました。

・課題発見・解決力
・未来社会の構想力・設計力
・論理的思考力と規範的判断力(リベラルアーツ)
そしてこれを支えるリテラシー
良い指摘だと思います。

出典:経団連ホームページより

https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/022_gaiyo.pdf

 では企業側はどうしたらと思い、探してみました。


 「失敗を恐れず挑戦」と言われても、会社内で課題解決に失敗すると評価が悪くなるのではなかなか挑戦できませんよね。アメリカのベンチャーは失敗していないと投資してもらえないという話も聞きます。
 
<企業における人材育成の3つの課題>
・課題1:前例主義的な意識や内向きの組織文化の改革
・課題2:会社主導により受け身のキャリア形成からの転換
・課題3:デジタル革新を担える胆力の向上

出典:経団連ホームページより

https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/021_gaiyo.pdf

 皆さん、お気づきの様に、この指摘は新しい様でSONY様やHONDA様の創業時に掲げていた事とあまり変わらないのではないでしょうか?

変わってしまったのは、我々の方かもしれませんね。